フレイルティー -妄執-

 

フレイルティー ?妄執? スペシャル・コメンタリー・エディション [DVD]

フレイルティー ?妄執? スペシャル・コメンタリー・エディション [DVD]

 
タイで暮らす義兄が一時帰国するというので、面白い映画があったら持ってきて下さいよ〜と頼んだら、数本のDVDを持ってきてくれた。喜んで見てみたらその大半が日本製。いや欲しいのはタイ映画なんですけど(笑)。でもまあ、その辺がいかにもタイ式。なにごともマイペンライ精神なのね。流石ですよ義兄さん!
 
てなわけで、未見だったこの作品を観てびっくり。いやあ、面白いわ。ていうか怖い!
語り手の視点を曖昧に出来る映画ならではの映像トリック。この手の映画としては、久しぶりに先が読めなかったもん。マシュー・マコノヒーがすげー良かったし。
 
物語は、連続バラバラ殺人を追っているFBI捜査官ドイル(パワーズ・ブース)の前に、フェントン(マシュー・マコノヒー)と名乗る男が現れるところから始まる。弟のアダムが犯人であり、アダムは既に自殺していると告げるフェントン。半信半疑のドイルを自殺現場である弟の家へ案内する道中、フェントンは家族にまつわる忌まわしい狂気の物語を語り始める…てな展開。
 
ビル・パクストンが監督。低予算ながら、見えない恐怖を描いたサスペンス・ホラーとして非常に良くできた作品。低予算でも、練り込まれた脚本があれば良い映画が出来るのよ。サスペンス系が好きな人には特にお薦め。