ザ・コーポレーション

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ザ・コーポレーション [DVD]

　
まだ劇場公開が続いている所もあるけど、DVD化されたのでDVDとして紹介しておくかな。
　
サンダンスほか世界中の映画祭で喝采を浴びたドキュメンタリー映画。ていうかジョエル・ベイカンの同名原作を映画化した作品。ニューヨークでロングラン上映され、日本でも渋谷の単館系で４ヶ月以上にわたる異例のロングランヒット。口コミで話題となって、今も地方じゃ上映会が催されているらしい。
　
WTOシアトル会議での抗議デモ等、世界中で広まる反グローバリズム運動を理解するには非常に役立つ一本。どう感じるかは人それぞれだけど、資本主義社会で暮らす以上、「企業とは何か」ということを知り、考えてみるのは有意義なことかと。
グローバリズムという概念に未だ無関心な人が多い日本でも、最近話題になることの多い企業買収における「株式会社は誰の物か？」という議論や、企業不祥事の原因、そして郵政民営化の是非といった問題を考えるのに役に立つ…かもしんない。
　
カナダ製ドキュメンタリーてことで、やや硬質な感じが前面に出ちゃってるのが難点と言えば難点。ドキュメンタリーだから、お堅いのは仕方ないんだけどね。ただ前半特にそんな感じが強いので、ある程度の問題意識を持って観ないと、核心に切り込んでいく中盤前に眠くなるかも。２時間超の長編だし。

でも、じっくり観るとすんごく面白いので、お近くのレンタル店にあったら是非どーぞ。
　
原作はこちら↓

ザ・コーポレーション