ハイテンション

やばすぎ

http://www.hightensionmovie.com/
 
去年もちょこっと紹介したけど( http://d.hatena.ne.jp/NKYYSD/20050518#p2 )ようやく公開が決まったということで先日試写へ行ってきた。
 
しかしアレだね、この映画は二度目に観ると、かなりイメージが違うね。最初に観た時は何て怖い映画だろうと思って歓喜したけど、流石にネタバレした後じゃ怖さ半減。ていうか、結末知ってるとつい違う見方をしてしまう映画なのよ。
 
もっとも、この映画がここ最近のスプラッター系(スラッシャー系と言うべきか…ホラーのサブ・ジャンルは難しい)としては、『マーダー・ライド・ショー』と並んで傑出した存在なのは確実。
普通こんだけゴアなシーンを連続させると笑えてくるもんなんだけど(即物的で過剰な恐怖演出は笑いに転化しやすい)、本作は見事に「恐怖」を「恐怖」のまま持続させているのだ。まさに「ハイテンション」を持続させているわけで、25歳当時にこれ作ったアレクサンドル・アジャ監督ってスゲー!(見るからにオタクだけど)。これ一本でハリウッドに認められ、『サランドラ』のリメイク版(『ザ・ヒルズ・ハブ・アイ』)監督に抜擢されたのも納得だわ。
 
まあ、かなりインチキなことやってる映画なんで、それを問題視する人もいるみたいだけど、どーでもいーじゃん、そんなもん。こういうゴアでストロングなホラーは怖ければいいのよ。怖すぎるくらい怖いから(初回限定だけど)、夏場の納涼に是非どうぞ。マジお奨め。
 
追記:以前観た時よりなーんか怖さが減ってるなあ、やっぱり二度目だから?と思って調べてみたら、日本公開版(英語版)は、フランス語版から数分程度のカットがあるそうな。特に前半の惨殺シーンで何ヶ所か。ん〜残酷さがウリのホラーを、残酷すぎるって理由でカットする意味が分からん。
 
追記:DVD化されますた