モルタデロとフィレモン
http://www.mortadelo.jp/
スペインで40年以上にわたって愛され続け、国民的人気を誇るコミックの実写版映画化。
スペインの諜報機関TIAに勤めるバカコンビ、モルタデロとフィレモンが、某国のバカ独裁者から世界を守るために大活躍(大騒ぎ)する話。
実写だけど、原作そのままを映像化していて(原作知らないけど…そうだと思う)、『マスク』や『スペース・ジャム』以上にカートゥーンな雰囲気満載。
原作への忠実度という意味では『シン・シティ』に匹敵するんじゃなかろうか(テイストは180度違うけど)。要するに、本作は実写ながら完璧に「マンガ」の世界なのよ。殴られると歯が折れて吹き飛ぶけど、次のシーンでは元に戻ってる…とか。バカバカしいことこの上ないけど、そのバカバカしさが結構楽しい。
しかしこれ、子供に見せたらバカ受けするだろうなあ。
なにげに残酷なシーンもあるし、子供に是非観せたい映画かと言えばそうでもないんだけど、観たら喜びそうだな(特にうちの子)。PTAから「子供に見せたくないテレビ」として悪評高かったドリフ(「8時だよ!全員集合」)が、実際の子供からは絶大な人気を得ていたのと似たようなもの。てことで、字幕読める年齢のお子さんがいる方には、ちょっとお奨め…していいのかな。んー、いいや、お奨め!
ちなみにエンディングに流れるスペイン語のテーマ曲を、ラーメンズの小林賢太郎が完全空耳翻訳している。ネットでよく見かける"こういう感じのアレ"だが、かなり完成度が高い。正直言って、本編以上に笑った(^^;)。
主演はベニート・ポシーノ(モルタデロ)とペペ・ヴィジュエラ(フィレモン)。どっちも知らんけど、面白い顔だなあ。
面白い顔と言えば、スーパー諜報部員フレディ役にジャン=ピエール・ジュネ作品の常連、ドミニク・ピノンも出てます。
追記:DVD化されますた。なんかアート@−トの作品は画像がないのが多い気が…
- 出版社/メーカー: アートポート
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