ザスーラ

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ジュマンジ」のクリス・ヴァン・オールズバーグ原作。ていうか原作は「ジュマンジ」の続編となる絵本。

ザスーラ

ザスーラ

ボードゲームでの指示が現実に起こってしまう、という設定は「ジュマンジ」と同じだが、今度の舞台は宇宙。スケールでかっ!ボードゲームのコマが「家」だし!
  
ジュマンジ」はロビン・ウィリアムス主演の「子供っぽい映画」としての印象が強く、子役が食われてしまったが(キルスティン・ダンストが子役として出てたことを覚えている人は少ないのでは)、本作では(ティム・ロビンスがでしゃばることなく)、楽しい「子供映画」となっている。
今作の主人公は、ウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)とダニー(ジョナ・ボボ)の兄弟。やっぱ子供映画は子役が中心じゃないとね。
ちなみに映画の中盤まで寝てるリサお姉ちゃんは、クリステン・スチュワート。「パニックルーム」では病弱だったあの子も、セクシー姉ちゃんになったもんだ。中盤まで寝てて、起きたら今度は凍らされて後半まで動けず、ていう役柄は可哀想だけど。
 
とにかく、わかりやすくシンプルかつ豪快なファンタジー。子供が観て楽しめるのは勿論、大人が観ても充分楽しい。クリスマス映画じゃないけど、冬休みに子供と観るならかなりお奨め。人生はゲームだって言うけど、どうせゲームならこれくらい規模がデカいほうが面白いのだ。
 
ただ、「ジュマンジ」でも本作でも、そうしたゲームで遊んだ子供たちが「二度とこんなゲームはごめんだ!」=「退屈でも平穏な家庭とか家族とか友達は素晴らしい」という結論に達しちゃうのが勿体ない。うちにこんなゲームがあったら、何度でも遊ぶけどなあ。子供の頃からジャングルや宇宙で鍛えてたら、相当すごい大人に成れそうなのに。その辺が、子供向け絵本を原作とした限界かな。
 
観る場合はできれば前売りを。火星の土地1エーカー(約4000平方メートル)の購入証明書と前売り券がセットで2900円(限定1万枚)。これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだろうけど、アイデアとしては面白いよね。
 
追記:DVD化されますた