白いカラス
原題は「The・Human・Stain」・・・だったかな。
まあ、とにかく「人間の汚れ」とか「傷」みたいな感じだったかと。
一瞬出てきただけだからよく覚えてないけど、「白いカラス」という邦題よりはマシかと。
なんつーか、「数奇な運命の男」の話。そんだけ。そこから何かをテーマにする、というメッセージ的なものは感じられない。
アルビノの黒人が、人種や家族を捨て去り最後に味わう苦悩の物語なんだけど、在日や部落といった人たちの物語と比べて平板に感じる。つか、これは単なる恋愛物語なのかも。
出自を隠して生きる男の、そうせざるを得なかった最大の理由というのが、若い頃女性に振られたから、というのはどうなのかね。
マイケル・ジャクソンがこの映画をどう観たか、感想が聞きたい。
04.04.30 京橋メディアボックス