ダーウィン・アワード

http://darwin-award.jp/

アメリカに実在する「ダーウィン賞」をモチーフとしたコメディ。
 
ダーウィン賞」というのは、その年最も愚かな理由で死んだ人を、馬鹿な遺伝子を自ら消去したことで人類の進化に貢献した…として表彰する、なんともブラックな賞。
  
主人公マイケル(ジョセフ・ファインズ)は、この「ダーウィン賞」の研究者で、サンフランシスコ警察の優秀なプロファイラー。だが血を見ると卒倒するという致命的な弱点によって警察を追い出され、保険会社に再就職することに。その採用試験として全米各地の不可解な事件を調査するよう命じられたマイケルは、「ダーウィン賞」的発想で難事件を次々に解明していく。だが、やがて自分自身も「ダーウィン賞」(の受賞者)的存在であることに気づいて…てな話。
 
んー。映画としてせっかくの素材(ダーウィン賞)を活かし切れていないなあ…というのが個人的な感想。やっぱこの手の素材は、ハリウッドのメジャー系がストレートに扱うのは無理なんだろうね。
 
ちなみに調査の相棒シリ役にウィノナ・ライダー
他、ジュリエット・ルイス、デヴィッド・アークエット、メタリカなど意外と豪華な面々。
 
まあ、爆笑できるような出来ではないけど、どことなく「Xファイル」を思わせるロードムービーとして、そこそこ楽しめる一本。フィン・タイラー監督。
 
正月映画として、シネセゾン他。