フロストバイト

うさぎ美味し〜♪

http://www.blood-movie.jp/frostbite/
 
まーた一ヶ月以上 空いちゃったなあ。忙しくて試写もあまり観られなかったし。
 
てことで、今回も短観のみ。
  
『フロストバイト』は、スウェーデン初の吸血鬼映画という珍品。
太陽やニンニクが苦手 とか 鏡には映らない 等の「お約束」はそのままだけど、舞台設定が極夜(北欧などで太陽が沈まない日が続く自然現象)に閉ざされた町ってところがミソ。この地域の極夜は一ヶ月近いとのことで、吸血鬼から逃げ回る人(ロッタちゃん)にとっては悪夢なのよ。一ヶ月近く夜が明けないんだもん。
 
一応恐怖映画なんだけど、緊迫したシーンの中に独特の(初期のピーター・ジャクソンみたいな)ユーモアが発揮されていて、そこが結構面白かった。自覚のないまま吸血鬼と化した青年が、恋人の家に食事に招かれたシーンなんてシチュエーション的にはコメディそのもの。血液以外を受け付けない身体になっているのに、無理して食事をしようと七転八倒するシーンはかなり笑えた。俺以外に笑ってる人いなかったけど(笑)。いつも思うけど、日本人は映画を観る時もマジメ過ぎるのかも。恐怖映画だって徹頭徹尾ホラーに徹しているわけじゃないのよ。
 
映画そのものの完成度は今一つ。中盤まではかなり良かったけど、後半なぜか学園モノに変わってからが平板になってしまった。でもまあ、そこそこ楽しめたので良しとする。既に公開中。